Cinema 4D LiteとCINEWARE for Illustratorでつくる3Dタイポグラフィチュートリアル

このチュートリアルではAdobe Creative Cloudを活用して、Cinema 4D Liteで3Dタイポグラフィを作ります。

また、最後にCINEWAR for Illustratorを使って、Illustrator上でCinema 4Dファイルを配置して3Dタイポグラフィを表示、編集を行います。
Cinema 4D LiteはAfter Effects CCに付属していますが、After Effects CCからのみ起動できるものです。このチュートリアルを行うのに必要なものは下記の通りです。

準備するもの

・After Effects CC(Cinema 4D Liteを起動するために必要です.)
・Illustrator CC
・CINEWARE for Illustrator(無償プラグイン)
ダウンロードはこちらから

チュートリアルで使用するデータ

作成する3Dタイポグラフィ


全6ステップで構成されており、以下のような流れで進めていきます。

ステップ1: IllustratorのパスをCinema 4D Liteで読み込む
ステップ2: 押し出しやブールを使ってモデリングを行う
ステップ3: マテリアルの作成と金属の映り込み
ステップ4: ライトを作成して陰影のメリハリをつける
ステップ5: カメラを作成し、焦点距離を変える
ステップ6: CINEWAREを使ってIllustrator上で3Dを扱う

 

ステップ1: IllustratorのパスをCinema 4D Liteで読み込む

Illustratorでテキストパスを作成し、Cinema 4D Liteで読み込んでオブジェクトの整理をするまでを行います。

Cinema 4D Liteでテキストを作成したり、スプラインオブジェクトで好きな形状のパスを作成することもできますが、Illustratorで作成したパスを読み込むこともできるので、今回はこの手法をとることにします。

Illustratorを起動して、画像のようなテキストと枠を作成しました。テキストは必ずアウトライン化してください。
Cinema 4D Liteで編集しやすいように、パスの位置はパーツごとに分けてあります。Cinema 4D製品版であれば読み込んだ後に柔軟に編集することができますので、パーツの位置合わせした状態で保存しても構わないのですが、Liteの場合はパスの編集機能にいくつか制限があるため予めこのような配置にしてあります。
また、保存する際、必ずIllustrator8形式で保存してください。パス情報がCinema 4Dで読み込めなくなってしまいます。

パスをグループ化してまとめる作業は重要です。Cinema 4Dではオブジェクトを階層を使って管理します。また、この後のステップでは階層を使ってモデリングを行います。

このステップの最後でカメラ操作を練習します。動画ではカメラアイコンを使って操作していますが、下記のようにショートカットと併用することもできます。

回転… Alt (Option) + 左ボタンドラッグ
上下移動… Alt (Option) + 中ボタンドラッグ
前後移動… Alt (Option) + 右ボタンドラッグ

 

ステップ2: 押し出しやブールを使ってモデリングを行う


整理したスプラインを押し出して3Dオブジェクト化し、厚みの調整やフィレット加工を行います。さらに、デフォーマという機能を使用して、押し出したオブジェクトを変形させます。Liteは全8種類のデフォーマを使えますが、製品版では29種類のデフォーマを使って、さまざまな変形を行うことができます。

土台はブールオブジェクトを使用して押し出したテキストでくり抜きます。ブールはCinema 4D Liteのモデリング機能としては重要な機能です。ブールオブジェクトはあるオブジェクトから別のオブジェクトで削り取ったり、穴あけしたり、合体させたり、またはオブジェクト同士の重なっている部分だけを取り出したりすることができます。

押し出しなどによるスプラインモデリング、デフォーマ、ブールがLiteでの主なモデリング機能です。

 

ステップ3: マテリアルの作成と金属の映り込み

モデリングが完了したら、質感付けを行います。そのためにはマテリアルを作成して各オブジェクトに適用していきますが、このチュートリアルではLiteに最初から付属しているプリセットマテリアルも活用します。木材や金属など汎用性の高い便利なマテリアルもあります。もちろん、ユーザーがゼロからマテリアルを作成することもできますが、Cinema 4Dのマテリアルは多くの機能があるため、このチュートリアルでは簡単な色付け程度にしています。

また、金属のマテリアルを使用する際の注意として、3D空間内に映り込むものが無いと金属らしい質感が表現できません。そこで、空オブジェクトを作成し、映り込む環境を画像で作成する事でそれを金属のマテリアルに映り込ませる手法を使います。このチュートリアルではグラデーションシェーダを使用しますが、パノラマHDRIがあればそれをテクスチャとして読み込み、映り込ませることもできます。

 

ステップ4: ライトを作成して陰影のメリハリをつける

続いてライトを作成します。ライトがない状態でレンダリングしてみると、影がなく、のっぺりした印象になっています。ライトを作成し、陰影のメリハリを付けることで、より印象的な仕上がりにすることができます。

 

ステップ5: カメラを作成し,焦点距離を変える

カメラを作成します。カメラの焦点距離を変更することで、魅力的な見せ方にすることができます。焦点距離で広角から望遠レンズをシミュレートできます。好きなアングルからオブジェクトを捉えてみましょう。

 

ステップ6: CINEWAREを使ってIllustrator上で3Dを扱う

最後にCINEWAREを使ってIllustratorでCinema 4Dファイルを読み込み、2D画像として仕上げます。CINEWARE for IllustaratorではCinema 4Dファイルを配置するだけではなく、Illustrator上でカメラアングルやマテリアル、ライト、オブジェクトの微調整ができます。

このチュートリアルでは言及していませんが、マテリアルに関してはIllustratorで作成したベクターデータをそのままオブジェクトに適用できます。Cinema 4Dをひらくことなく、Illustrator上でテクスチャの試行錯誤ができます。

ライトに関しては色、強度、影の調整ができます。

オブジェクトの位置を少し変えることもできます。パラメータはとてもシンプルに最適化されているので、3D初心者でも迷うことなく、簡単に3Dオブジェクトを扱う事ができます。

CINEWARE for Illustratorの各チュートリアルはmaxon.netのCINEWAREのページも合わせてチェックしてみてください!