Cinema 4D Broadcast R17モニターレポート

Cinema 4Dモニタープレゼントで、小松泰さん (@taikomatsu) にBroadcastが当選され、今回モニターレポートをおおくりいただだきましたので、掲載させていただきます。小松さんはCG制作会社に勤められており、普段は他社製の3DCGソフトを日常的に使っているとのことです。CINEMA_4D_R17_Packshot_Broadcast_Right_Masked_RGB

Cinema 4D Broadcast R17モニターレポート

普段はHoudiniとMayaをメインで使用しています。
今回初めてCinema 4Dを触りました。
まだしっかり深くまで触ることが出来たわけではないので的はずれな点もあるかもしれませんがご了承下さい。

洗練されたUI

第一印象としては非常にUIが洗練されており、データが把握しやすいということです。

キャラクタリグなどの非常に複雑な階層構造を持ったデータを読んだ場合にも当てはまるかはわかりませんが、シンプルなシーンではオブジェクト同士の関連性などもわかりやすく使いやすいと感じました。

特に適用するオブジェクトを階層で管理出来る仕組みは非常に使いやすく、気軽にシーンを組んでいくことが出来ると感じました。これは3Dに不慣れな方や、これから3Dを学ぼうとしている方にも優しい仕組みに思えます。

モディファイヤスタック型のツールとしては他に3ds maxなどもあげられると思いますが、Maxよりもより一貫性があるというか、洗練されていてシンプルなイメージで、個人的には使いやすいと感じました。

Xpressoについて

Xpressoは以前から注目しており、ぜひ触ってみたいと思っていたツールです。

ただ実際に触ってみると、思っていたほど快適な操作性ではないのかなと感じました。

Tabキーなどでノードが作成出来ないのはちょっと時代遅れに感じましたし、Math系のノードを作成後にいちいちモード切替しないと行けないのも面倒に感じました。なので使い勝手の面ではもう少し工夫出来るのではないかと思います。

例えばTabを押してaddと入力したらReal+Realの計算、multならReal*Real、addVectorならVector+Vector、といった感じで、同じノードでも設定を変えたものをダイレクトに作りに行けたら非常に効率的に作業が進められるなと感じました。

ただ、ツリービューからオブジェクトをそのままドラッグ&ドロップ出来るなど使い勝手の良い点もあったので、そこは活かしたままより使いやすくなると嬉しいです。HoudiniやNukeの様な使い勝手で操作出来る様になると最高です!

MoGraphについて

C4DといえばMoGraph!と思っている方は多いのではないかと思いますが、私個人としてもMoGraphが発表された際から非常に気になっていたので、今回真っ先に触ってみました。

MoGraphはインスタンスを手軽に扱う仕組みであり、こういった機能は当然他のツールにもあるわけなのですが、実際に触ってみたところ特筆すべきはそのデザインなのだと感じました。

他のツール(特に私が普段使っているMayaやHoudiniのことですが)でやろうと思うと、やりたいことを実現するのにそこそこ複雑なノードネットワークやスクリプトを組む必要があります。慣れてしまえばどうということもないものではありますが、可能ならばサクッと終わらせたいところでもあります。

MoGraphは前述したUIのシンプルさも手伝って、ある程度のところまでの到達が圧倒的に素早く行えます。それをC4Dの他の機能、例えばメタボールやブーリアンなどといった処理ともシームレスに繋げられるのもまた素晴らしい点です。

そこから先の細かい調整は、場合によってはPythonなりでカスタマイズしていく必要が出てくるのかもしれませんが、そこでカスタマイズが可能なのも嬉しいポイントです。ただし、現状ではスクリプトでしかアクセス出来ない部分が多い様なので、出来ればもっとXPressoからいじれるようになって欲しいです。

またDynamic ObjectのXPressoからのトリガーON/OFFなど、一部Broadcast版では制御出来ないところがあるのも残念でした。MoGraphはBroadcast版の顔とも言える機能だと思うので、ここに関しては全機能が使えるようになっていて欲しいと思いました。

コミュニティが活発なCinema 4D

またこれは直接ソフトの話ではないのですが、C4Dはコミュニティが活発で非常に活気があって良いと感じました。

おそらく放送やモーショングラフィックス周りで使用されている方が多いからだと思うのですが、ダイレクトに仕事で使えそうなチュートリアルなども多く、MayaやHoudiniとはまた違った印象を受けました。

今回モデリングやアニメーション、レンダリングなどはざっくり触った程度なのでもう少し深く触ってみて、問題がなければ今後仕事でも実際に使っていきたいと考えています。C4Dの気軽さとHoudiniのフレキシブルさの組み合わせは非常に相性が良いと考えています。

ライセンス形態もAdobe Creative Cloudの様な月額ライセンスでの導入が可能になると、案件に合わせての導入などが出来、更に使いやすくなるので是非検討して頂きたいです。

今回は貴重な機会を頂き大変感謝しています。

ありがとうございます。

レビュー

小松泰さん
Twitter: @taikomatsu
ブログ: memlog