Cinema 4Dに最適化されたワークステーション「画竜点睛」

画竜点睛 ワークステーション

この度,株式会社Cybaba様の協力により,同社が販売を行うワークステーション「画竜点睛」のマシンをお借りすることができたので,Cinema 4D R20の動作テストとレンダリングのベンチマークを行いました.

この「画竜点睛」は,様々なジャンルのアーティストの使用に耐えうる設計になっており,最大の特徴はCinema 4Dの用途に合わせたラインナップとなっている点です.記事執筆時点では映像制作,建築ビジュアライゼーション制作,レンダリング専用の3つのワークステーションモデルが用意されています.同機はCinema 4Dで建築ビジュアライゼーションを手掛けるスペースラボ株式会社の協力のもとCinema 4Dを使った実業務のノウハウを活かし.最大限の性能が発揮できる高コストパフォーマンスを実現させるべく開発されました.
「画竜点睛」の詳細はCybaba様のウェブサイトをご覧ください.

株式会社Cybabaウェブサイト http://grts.tokyo/

検証マシンスペック

今回テストさせていただいたスペックは以下のモデルです.
PC構成
CPU:AMD Ryzen Threadripper Gen2
GPU:NVIDIA Turingコア VRAM 8GB
メモリ:32GB DDR4 / Samsung 高品質モジュール
システムストレージ : Samsung 基板実装・高速SSD

※ 構成については,都度Cinema4Dにより最適な構成に改善をしているので,実際のモデルとは異なる可能性があります.

CPUは単体で32スレッドによるレンダリングが可能で,NVIDIA TuringコアによるGPUレンダリングにも期待できます.それでは各種レンダラのベンチマークの結果を見ていきましょう.

Cinebench

やはりCinebenchは外せないのでこちらから.

32スレッドはさすがに早い!CPUベンチは3184とかなりのスコアが出ました. OpenGL性能も申し分なしです.

CPU:3184
GPU:110.45fps

CPUレンダリングのスコアは3184で,32スレッドの効果を実感できます.当然ですがコア数が多いほうがレンダリング時間も速くなります. アーティストにとっては実業務においてテストレンダリングが素早く確認できるので,効率よく業務に集中できるのではないでしょうか.少々重たいシーンでも単機で確認できるので都度分散レンダリングをしたりする手間も省けますね..

OpenGL性能テストでは110.45fpsという結果となり,非常にスムーズに動作します.グラフィックカードの性能はエディタビューの軽快な動作に直結してきます.また,GPUレンダリングを使う場合にはやはりGPU性能が重要です.GPUレンダリングのベンチマークは後程紹介しています.

V-Ray bench

続いてはV-Ray Benchです.

CPUベンチ実行中
GPUベンチ実行中

CPU:43秒
GPU:1分9秒

最終結果はCPUのカメラの画像が43秒,GPUのインテリアシーンが1分9秒となりました.

Corona bench

CPU:1分16秒

大量の植栽オブジェクトが特徴のCorona bench

Corona RendererはCinema 4D版が2019年1月に正式リリースとなりましたので,Corona benchも試してみました.Corona RendererはCPUのみで動作するのでGPUは使用しません.植物が非常に多いシーンですが,1分16秒で完了です.解像度は小さいとはいえ,32スレッドだとこのシーンも1分ちょっとで完了するんですね….

Octane bench

GPU専用レンダラーを使った時の結果も気になるところですね.まずはOctane benchを行いました.ベンチマークを起動すると各シーンがレンダリングされていきます.

ベンチマークを起動すると次々とシーンがレンダリングされていきます.
ベンチマークが完了すると各シーンのスコアが表示されます

リザルトのスコアは220.05という結果になりました.表にはレンダリングしたシーンでGTX980との比較が出力されます.

Redshift bench

Redshiftベンチマークシーン.なかなか重たそうです.

GPU: 12分10秒

Redshift benchではコントラストが高くなかなか重たそうなシーンですが, レンダリング時間が12分10秒という結果でした.

ProRenderによるレンダリング検証

Cinema 4D R20ではBroadcast,Visualize,Studio版でGPUレンダラーのProRenderが使用できます.こちらはベンチマークソフトはないので,幾つかシーンを抜粋して確認してみました.

はじめてのCinema 4D 改訂第2版」の中のデータをProRender用にマテリアルだけ改修してレンダリングしました.背景の大理石はサブサーフェイススキャッタリングを使用しています.被写界深度も併用しています.元のレンダリング解像度は1920*1080で,レンダリングを時間設定にして10分間レンダリングさせました.

ProRenderによるレンダリング画像:約10分間(
1920*1080)

続いてインテリアシーンをProRenderで試します. ProRenderのレンダリング設定の繰り返し数は5000として,結果は2時間30分となりました.レンダリング時の解像度は1920*1200です.

ProRenderによるレンダリング画像:約2時間30分(
1920*1200)

次はDosch 3Dの素材からカーガレージと車の素材を拝借してテストしました.背景も3Dオブジェクトですが手前と右側は開いた空間になっており,セミアウトドアシーンのため,インテリアよりはサンプリングは簡単なシーンです.その分こちらは被写界深度を少し加えています.レンダリング解像度は1920*1080です.ProRenderの設定は繰り返し数2000として,40分でした.

ProRenderによるレンダリング画像:約40分間(
1920*1080)

まとめ

「画竜点睛」 ワークステーションはCPU,GPUともにレンダリングパフォーマンスは高いレベルとなっているので,アーティストのレンダリング待ち時間というダウンタイムを削減してくれるでしょう.作業効率の向上だけでなく, 台あたりのコストパフォーマンスも高い仕上がりになっており,さらにCinema 4Dユーザー目線で最適化されている点も大きなメリットですから,安心して使用できますね.

「画竜点睛」 ワークステーション が気になった方はぜひウェブサイトでチェックしてみてくださいね.

株式会社Cybabaウェブサイト http://grts.tokyo/