学生クリエイター必見!「CINEMA 4D 学生版」を使いこなす
Twitterで映像作品を披露

「大事なのは、とにかく最後まで作って映像作品としてアップすること。映像としてきちんとレンダリングをして完成させる。一番重要なポイントだと思っています。」

こう語るのは若手クリエイターの中でも注目を集めている江口氏。
彼は 1998 年生まれの 20 歳(2018 年 4月現在)。首都大学東京 インダストリアルデザイン学科に所属していたが、在学中に企業から依頼された Web 用 CM やプロモーションの映像制作を行っていた。 現在は大学を中退しフリーランスを経て、株式会社ナナメに在籍している。

江口氏が映像を作り始めたのは高校2 年生の時。学校の研究課題の一環で動画を作ったのがキッカケだった。この時の映像制作が思いのほか楽しく、課題以外に自分でミュージックビデオやモーションデザインにチャレンジしようと考えた。

「最初は無料の動画編集ソフト『AviUtl』でモーショングラフィックを作りました。作っていくうちにもっと本格的に作りたくなって、探してみると映像制作ツールには無償の学生版があることを知りました。Adobe AfterEfectsにたどり着くのは早かったです。次に3DCGソフトです。数ある CG ソフトの学生版を色々と試した結果、一番ピンときたのが CINEMA 4D だったんです。Twitter で知り合った学生クリエイターに CINEMA 4D ユーザーが圧倒的に多かったのも大きかったです。」

16歳で CINEMA 4D 無償学生版を使い始め、この時から CINEMA 4D で制作した作品を Twitterで公開するようになった。作品を公開すると多くのリアクションがくる。それが励みになり映像制作にますます没頭することになった。作品を作りながらCINEMA 4D と After Effects を使いこなすようになっていた。

CINEMA 4D アカデミックサイト
http://www.cinema4d-student.jp/
無償学生版の申込方法やインストール方法などを紹介。申請の際はよく内容を読んでお申込ください。

 

Everyday One Motion での活動

江口氏は『Everyday One Motion(通称 EOM)』というTwitterアカウントに参加している。『Everyday One Motion』に所属している映像クリエイターは、1 日 1 作品をTwitterに作品をアップするという活動をしている。2016 年のメンバーは7名。そのうちの一人が江口氏の作品を見て次年の参加をオファー。2017年からは14名が在籍し作品をアップする他に、メイキングブック制作やグッズ販売など活動範囲を広げている。
Everyday One Motion
@motions_work

クローナーを使って、オブジェクトを複製してばらまいている。このようなアニメーションなら、慣れれば15分ほどでレンダリングまで進められる。

Everyday One Motionメンバーに入らないかとオファーを受けた時は嬉しかったです。自分が今EOM にアップしている作品は気合いを入れて作ることもありますし実験的に作ることもあります。CINEMA 4D はアニメーションに強く完成までのステップが短い。これは作品づくりのモチベーションアップになっています。どんな作品でも見られることで腕があがっていくと思います。たまに、どうしてもビジュアルが思いつかないことがあって、考えれば考えるほど何も思いつかなくなってしまい焦ることがあります。そういう時は MoGraph で色々と機能を試しているうちに思いつく。CINEMA 4D の機能からアイデアを得ることもあります。」

 

CINEMA 4D の MoGraph とダイナミクス機能

CINEMA 4D でお気に入りに機能は MoGraph のボロノイ分割、MoExtrudePolyFX です。 これらをダイナミクスと組み合わせると、実写のような質感とCGならではのアニメーションで非現実的なシーンを演出できます。レンダラーは OctaneRenderを使っています。レンダー結果をすばやくリアルタイムで確認できるので助かっています。

ガラス球の中に、飴のような質感の球を閉じ込めている。このように、数段階の複雑なダイナミクスも簡単に設定できる。質感にリアルさを追求しつつも、ガラス球が浮遊していたりするのはCGならではの表現。

「あと、CINEMA 4Dはリグが使いやすいと感じています。キャラクターアニメーションは敷居が高いと思っていましたが、CINEMA 4D はそのイメージを払拭してくれました。Adobe FuseやMixamoと組み合わせてポーズやアニメーションを付けられるのは画期的です。
CINEMA 4D の勉強の仕方として、チュートリアルムービーはもちろんですが、分からない機能があったらマウスのボタンを“右クリック”してヘルプを表示することです。ヘルプは日本語だし画像も付いていて分かり易い。これは他のソフトにはない面白い特徴だと思います。」

 

仕事としての映像制作

大学生になり、コンピュータを使った在宅バイトをするため某 IT 企業にエントリー。この企業面接の際に映像制作会社を勧められたことがステップアップとなった。仕事としての映像制作が舞い込んできたのだ。無償学生版から製品版の CINEMA 4D Studio へアップグレードをした。

「仕事としての映像制作は最初は手探りでした。一人だとどうしてもアイディアや技術に限界がきます。Twitter経由で先輩クリエイターから意見をもらったり、EOMの他のメンバーの作品を見て刺激をもらいました。」

クローナーで複製したブロックの土台の上に、様々な家電を乗せている。複製したブロックのIDを指定することで、家電の座標を自動で設定するように簡単なXpressoを組んでいる。(右下)

作品ムービー: http://cumulo.works/videoworks/fme

 

弱冠20 歳でプロの映像クリエイターとして活躍をしている江口氏。 もちろん今が最終目的ではない。

「憧れの映像プロダクションはParallel StudioTerritory Studioです。彼らの作品はVimeoなどで常にチェックしています。高い技術とセンス。それらが組み合わさった時がすごいです。いつかは世界に、、、でも、もしかしたら別の事に興味が出て全く違うことを始めるかもしれません。まだ先のことは分かりませんが今は映像作りがとにかく楽しい。今は今を楽しんでいこうと思っています。」

 

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Cumuloworks (Tomoya Eguchi)
1998年生まれ

株式会社ナナメ
モーショングラフィッカー

デザイン業界に就職・転職するための学校。  映像講師

Everyday One Motion メンバー
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