株式会社ルームシー 杉田 章:見せたいものをより良く見せる工夫

建築パースやカタログCGは、その特徴や魅力を伝えるためにリアルなだけでなく、見せたいモチーフをしっかりと伝える絵に仕上がる必要がある。住宅、マンション、ホテル、商業施設、カタログ用CGなどさまざまな建築物や空間の完成予想図を手がける株式会社ルームシーでは、そこにこだわった作品作りをしている。

今回、建築パース作成支援サイト建築パース.comの今月の1枚にもよく選出されている取締役の杉田章さんに魅力あるパース制作についてお伺いした。

作品を作るときに心がけていることを教えてください。

全体の絵の重心や比率を考え、クライアントの見せたいものをより良く見せる構図を心がけて制作しています。まだまだ研究中ですが、細部までのつくり込みに加え、出隅と入隅が出るように心がけています。
ジムやグリルダイニング、ショッピングセンターの場合、質感と雰囲気出しの調整に苦労しました。それぞれの形状のコントラストを強く出しています。ただ、個々の主張が強すぎると絵がけんかをしているかのように、ごちゃごちゃと見えてしまうのですが、慎重に調整を重ねて、バランスをとれるようレタッチをかけています。

効率を上げるために、機能面の研究やマルパスレンダリングを行い作業時間のムラがないようにしたり、効率よく作業するために細かな目標を持ち、必ずやり遂げるという気持ちをもっています。

 

制作はどのような流れで行っていますか、大体の流れを教えてください。

モデリングは別のソフトで制作したものをインポートしています。商業の設計の方でVectorworksを使用させている方が多く、立ち上げられた3Dが使用出来そうであれば、Vectorworksのデータを連携して使用することもあります。
レンダラーは、V-Rayを使用し、マルチパス抽出をしてレタッチしています。案件にもよりますが、空・人・植栽・商品はレタッチでいれる場合が多いです。

Cinema 4Dは、どれくらい使っていますか?

だいたい研究から数えると3年くらいです。今は、R19を使っています。
何件も同時に物件を進行する中で、テイクシステムは連続してレンダリングをかけられるのでかなり役立っています。

 

株式会社ルームシー 杉田 章

http://www.roomc.co.jp/